今の漫才はしゃべくりが主ですから、芸の伝承という芸能ではないということですね。極まれに先人のネタをやってる人もいますが、基本的にそのコンビ一代限り(片方が亡くなった後、相方を変えて同じネタをやってた人もいましたが)というものだからでしょうね。
列挙していただいた亭号は皆戦後の物ですね歴史も浅い。
砂川、桜川、玉子家、松鶴家、浮世亭、荒川という歴史的な亭号でもはや絶滅した亭号もありますね。(流れを汲んでいる人は居ますが)
はっきり言って漫才はその時代その時代を生きる芸能ですから、名跡などというものはあまり関係ないかと思いますね。
それより、上方漫才というもの自体が無くなってしまいそうですよ。今の若い子は大阪で一生懸命頑張って修行して大看板になろうなんてこっから先も思ってないですからね。
マスコミで賞取って、すぐに東京へ移住して、テレビのひな壇芸人になってゆくゆくはバラエティで冠番組を持つのが第一目標ですからね。
現在でも「このコンビは大阪で大看板に成れるのに、なんで東京中心に仕事をしてるんやろ惜しいなあ」と思うコンビが居ますからね。