関西に戻ってまいりまして
1年が過ぎてしまいました
中々上方落語に接する機会がありませんでしたが
先日、神戸文化ホールの「東西落語名人会 昼の部」へ初めて行ってまいりました
久しぶりの上方落語ですが、一番のお目当ては立川談春でした
今回で48回目だそうですが、第一回目は六代目が
「子はかすがい」をネタ卸されたと記憶しております
お目当ての談春師は仲入前に「宮戸川」を掛けられました
他の演者とは異なり
お花半七が叔父さんの家を訪ねて二階へ上がってからは
二人の描写は全くなく、叔父さん夫妻の会話のみでした
談春師は「たがや」でも「たが屋自身」の首を飛ばしたり
独特の演出をされるようです
トリは桂福団治師の「藪入り」人情噺の福団治師の真骨頂ですね
東京で聞いた「藪入り」では
戻ってきた息子が大金を所持していて
悪事を働いているのでは?と両親が気を揉む件があります
(実はネズミの懸賞金なのですが)
福団治師の「藪入り」にはこの件が無く、抑揚に欠けるように
思いました
当日のネタは以下の通りです
柳家三三 両泥
露の新治 紙入れ
笑福亭仁智 EBI
立川談春 宮戸川(半ばまで)
仲入
三遊亭小遊三 たいこ腹
桂福団治 藪入り
また因みに夜の部は
立川談春 カボチャ屋
露の新治 中村仲蔵
笑福亭仁智 出前持ち
三遊亭小遊三 鮑のし
仲入
柳家三三 がまの油
桂文枝 宿題
上方落語三席の内二席が創作落語というのも物足りない気がします